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2007年07月07日

■5時起き、出立。……ホストは寝てた。ま、まぁいいんだけどさ。
・なーんか曇り空で怪しいな、そもそも停めてたバイク完全に濡れてるし夜半に雨降ったらしいなーと思いつつ、それでも出発。理由は「3日前に見た天気予報では、今日も晴れだったから大丈夫じゃろ」。
・なんてバカ。

・静岡市に入る頃から雨が降り始め、清水エリアに入る頃にはもう土砂降り。タンクバッグとサイドバッグのカバーを一応持ってきていたので荷物の浸水はある程度防げそうだが、問題は人間サマですよ。つまりオレ。
・「人の忠告はちゃんと聞いとけ」って話、つまり雨具用意しておくべきだった。寒い。
・フルフェイスのヘルメット被っていれば、衣服が多少濡れてもさほど気にならない……はずだが、雨が多少ってレベルじゃねー。艦長、メットのエアインテークから浸水が!
・走行姿勢からちょっと下を向くと、首の背面が露出するので雨の強さがわかる雨天センサー。

・150号線を東進していたが、市街地をぐねぐね曲がるので濡れた路面が怖い怖い。実際にはタイヤがもっと頑張ってくれるのかもしれないが、猜疑心の塊となってビクビク。いつすっ転ぶやら冷や汗もの。
・ようやく1号線に乗り換えても、今度は80km/h近い流れで、これまたビクビクですよ。もし急ブレーキかけるような事態になったら転倒するかも。
・寒いし怖いし、先はまだまだ長いし、どうしようどうするか? と迷いつつもずるずると進み、道の駅富士を発見して逃げ込む。朝7時前、売店もまだ開いてない。
・ぐっちょりメッシュジャケットを脱ぎ、ホットココアを飲んでようやく人心地。が、これから先どうしたものか。このまま雨が止まないようなら最悪、バイクをここに置いて電車なりで一端東京に帰るか? とまで考える。
・ここでようやく「携帯でネットに繋いで天気予報を見る」という知恵が浮かぶ。普段全ッ然使ってないから発想までに時間が掛かりすぎ。
・もっと早く、昨日のうちに気付いていれば出発時間を早めるなり遅くするなりできたろうに。。。
・さておきYahoo!天気情報によれば、午後から晴れるらしい。12時か……まだあと5時間あるんですけど……

・7時になって売店が開きだして、屋内のベンチに座れるようになったのでそこで寝たり、高くて不味い月見うどん食ったり。とにかく時間が過ぎるのを待つ。その間もバイクは濡れ鼠。でもしょうがない。
・寝る。尻が痛くなって起きる。ぶらぶら歩く。ような広さもないのでまた座る。寝る。起きる。この繰り返し。これがクルマなら雨なんて何も気にせず走り続けられるんだがなぁ。つくづくバイクって天候変化に弱い……

・そして10時過ぎ、ついに堪忍袋の緒が切れる。もうこれ以上待ってられっかー! 雨もちょっとは弱くなったし! 心なしか明るくなってきたような気もするし!
・と、半ば自棄になって東進再開。このまま濡れっぱなしで? しょーがねぇだろ!
・そのまま10分くらい走ったところで「ならカッパ買えばいいじゃん」と今更、実に今更気が付く。カッパならその辺のコンビニでも場合によっては売ってるだろ?!
・なんでこんな初歩的なことに気付かなかったのか。余裕がなかったからか? やれやれだぜ。
・最初のコンビニ入ってみても、カッパ売ってなかったけどさ。

・はい次ー。次のコンビニまだー? とかいってるうちにバイクは沼津市に入り、信号待ちの間に前方の沿道を伺ったら、そこに「バイク用品OAナガシマ」の小さい看板。なんという偶然。
・縁は奇なものというが、ここでOAナガシマに遭遇するとは。かれこれ7年ほど前、オレが秋葉原でバイトしていた某店と同系列の店ですよ。バイク用品始めたと知ったときは、何をトチ狂ったのかと思ったものだったが。
・カッパ購入、約\4,000。気分としてはロボットアニメで新装備が配備されたとき。これ以降OP変わります。紅蓮弐式。


・苦労したのはここまで。これ以降はカッパ装備と、雨が弱まったこともあってさほど苦労せず。
・それでも濡れた箱根を越える気にはなれず(国道1号線)、かといって国道246で御殿場方面を通ってもカーブは多い。箱根新道やターンパイクを通っても同じ事だろう。ならば、もう道は1つしかない。東名高速だ。
・昔、まだ10歳にも