2005年12月02日

Synergy

 筆者の自室にはPCが3台、液晶モニタが2枚置いてあって、時と場合に応じて切り替えて利用しているのだが、3台分のマウスはともかくとしてキーボードはなかなかに机上の邪魔。
 一応、メインに常用しているキーボード(これを打っている)以外は小さいもの、ワイヤレスのものにしているのだが、それでもPCを切り替える度に、キーボードを取り出したり置くスペースを用意するのも大変だ。
 というわけで、Synergyを試してみた。

 某氏(mixi移住)から教えて貰ったここ邦訳ドキュメントを見てインストール。インストーラ付きexeで落としてきてダブルクリックするだけだ。
 ついでにこの辺も。
 これにより、メインPCとサブPCを使っているときにキーボードを持ち替えずに済むわけだ。
 画面の端を突き抜けるようにカーソルを動かすと、隣の画面にカーソルが現れるのは面白い。感覚的にはビッグ/マルチデスクトップと何ら変わらないので、普段からそれらの環境で作業している人ほど、恩恵に与れるのかもしれない。
 なお、筆者の場合は変則的に、nVIDIAドライバによるクローン設定も併用しているのだが、こと画面切り替えに関して、問題は今のところ出ていない。


 ……が、クライアントの方で[半角/全角]キーを押してもIME(ATOK)が立ち上がらなくなった。
 使っているキーボードによるらしき文献も散見されるが、ばりばりの日本人で英文も滅多に打たない筆者の場合、使っているのは普通の日本語106キーボード。ミ田キーも付いていない代物だ。
 この問題は一応、ここここを参考にしてパッチを当てれば解決するようだが……
 「パッチを当てる」というのは多分Patchコマンドを活用せよということだろう、あれはへたれWindowsユーザーにはめんどいのでパス。日本語入力しなきゃいけないときは大人しくキーボードを持ち替えることにする。
 Movable Typeをインストールして構築する最中にpatchコマンドは利用したが、またあの知識を引っ張り出してくるのはめどい。
 また、日本語入力に関する問題点としては、画面を切り替えてメインPCに戻ってきたときに、日本語入力のモードが「かな」→「アルファベット」に変わっているようだ。いずれかのキーに入力判定が生じている可能性もある。


 とりあえず過大な負荷がかかったり、妙な動作をしたりはしないようなので継続使用してみようと思う。
 クライアントPCでは自動起動するように設定した。「synergyc.exe」「synergys.exe」なんてファイルがあるから安易にそれをスタートアップに放り込んでおけばいいのかと思ったが(生兵法)、正しくはGUIからちょこっと設定してやる必要があった。
 ガイド(英文)を参照するが宜しかろう。一応、OCNのWeb翻訳版
 もっとも、そんなに手間がかかるものでもないが。